考えてみました!リープフロップ現象(リープフロッグ現象)とは?

リープフロップ現象(リープフロッグ現象)とはいったいなんなんでしょうか?

日本は遅れた国?  考えてみました!

直訳は、蛙飛び、です。(Leapfrogging)

国の発展などで、途中の経過を飛び越して、一定の段階まで一気に到達してしまうことです。

よく事例であげられることとして、新興国などに通信インフラを整備することがあげられます。なにもない国土に、通信インフラを整えようとしたとき、一から光ファイバー網などを整備することなく、国民全員にスマホを配り、基地局(衛星含む)をつくればいいのです。すると、紙幣をたくさん必要としませんね。偽札が出回らず、衛生面など、ボロボロになり面倒くさいことは少なめにして、EC、QRコードなどを使い、すべてを電子取引にすればいいのです。なんと、キャシュレス化100%となるわけです。日本人から見たら「すごい!進んだ国だな!」となるわけです。ただ、大抵の国民は国に情報管理されます。ちなみに、EC関連(フェリカなど)QRコード、などは日本の会社の開発です。

インフラ整備の事例として、日本は地下鉄の整備の支援をいろいろな国に行っています。何も無い都市に地下鉄をつくるとなれば、きれいな路線網で、運行状況のデジタル化、転落防止のホームドア、など、ハイテクのものが自由につくれます。日本はいろいろな国にODA援助などしているが、なんと自国の地下鉄は、歴史が古く、だんだん路線を増やしてきたため複雑で、乗り入れも多く、ドアの位置などの関係で、いま急いで順次ホームドアを作っています。

それを知った新興国の人は「日本は遅れている」となるのです。

高速鉄道(新幹線)もそうです。ある国は、最初に、まったく同じものを走らせ、これはいい、となったらしく、とんどん作っています。

ここで一つ「ピンポン現象」として、 確かに日本の新幹線は連結車両も多く数分単位で走っており、時間も正確で安全、故障が少ない、地震対応、など長い時間かけて確立されていますが、もともと、鉄道というものは、英国発祥のものであります。

現在、英国で日本の新幹線が走っております。それを製造した日本のメーカーは「鉄道の母国に入れさせていただいております」

というCMを流していました。礼儀正しいです。感動!神対応ですね。

POPカルチャーでも1990年ごろMIDIという規格を日本のメーカーたちがまとめあげた日本のお家芸です。それにより今や、POPの作曲などはDTMと言って、パソコン一つで最終的しあげまでつくることができます。今のPOPアイドルは、環境が整ってからデビューした人たちであり、それが当たり前となっています。(タレント自身が作曲、編曲するのは、そのためです)

ある国は、何もない平原に、ビル群をつくり、ハイテクの街にしました。そこに行ってみると、あれ~、いきなりエレベーターに始まり、結構日本のメーカーが入り込んでいます。違っていても、日本のメーカーと合弁企業だったりします。耐震基準が厳しい日本の建設会社、ゼネコンは、ビルを建てるのも得意です。AI技術、顔認証、などハイテク技術が遅れてはいません。安全重視で、東京にビル群を無理に作ろうとしていませんよね。

日本はかなり進んでいます。

ところで、日本は【アナログ大国】であると聞きつけ、日本を下に見て、就業にくる各国の「技術者」は、しばらくすると、日本のすごさを知るようです。

まず、世界の貿易に使える、国際通貨の日本円が、すごい通貨であることを知ります。加えて、日本には名前はそんなに知られていなくても、世界的レベルの技術をもった企業が、ぞろぞろあることも知ります。

もともとそれらの知識のなかった外国の方は、大きなカルチャーショックを受けるようです。

日本はすごい国なんですね。

日本人の方は、よくわかっていないようですが。

IT関連産業が、進んでいる、すごい、すごい、と報じられる国や事例は、「意外性」を言っているのであり、よく調べると、正にリープフロップ現象であります。

結局後進国で、そこだけを報じているわけであり、総合的な発展は無いようです。

リープフロップ現象で、発展したかに見える国は、自国はすごい!と国民が勘違いしてしまいます。気が付かないと、すっと独自の技術のない国となります。